かにみそなまこをつまむ。

40代男子の日常、昔の思い出などについて、現在休載中

かにみそなまこをつまみたくない

しばらく、ブログを休載します。 今年の2月からブログをはじめて、はや半年。 はじめの方は楽しくてしようがなくて、しょっちゅう更新していたのですが、6月くらいから、バテはじめました。 これは、おそらく読んでくれてる人を、気にし出したからだと思わ…

痛風の朝、三度目

また足が痛くなった。 もちろん捻挫ではない。痛風発作が来たのである。 今年に入って、もう三度目の痛風発作。4月、6月、7月。確実に周期が短くなっている。 ロキソニンを飲んでも痛みがおさまらない。 横になっていても、痛みが気になって眠れない。 し…

歩き遍路の思い出⑳ コインランドリー

清水峠を越えてから、本当に旅が楽になった。 山を下りて町に出たあたりで、ふと思い立って、コインランドリーに寄った。下着を選択して、気分を一新しようと思った。 コインランドリーに入ると、靴用の洗濯機があることに気づいた。こんなものもあるのか。…

サラミソーセージの使い方

泡盛とソーキそば以外の、夏の定番もある。 サラミソーセージのサンドイッチである。 これも、夏になるとよく作って食べる。夏にぴったりな食べ物だと思う。 10年以上前、知り合いのイタリア人が、食パンにチーズとイタリアンサラミを挟んだだけの、ごくシ…

泡盛

以前、ワインにはまっていると記事に書いたが、すでにワインのブームは去った。現在、もっぱら泡盛を飲んでいる。私は好きなものがコロコロ変わる人間なのだ。ちなみに嫌いなものはないから、変わりようがない。 今年も泡盛の季節がやってきた。 夏になった…

七夕祭り

昨日(7月8日)、近くの小さな神社で、祭りがあった。七夕祭り。コロナが5類の扱いになって、ようやく祭りが復活した。何年ぶりかの祭り。 小1と小3の娘たちはそれぞれクラスメートと約束してるらしく、朝から夜が待ちきれないといった様子だった。 私…

スナック菓子

スナック菓子が好きだ。 高校生のころ、はじめて母から、まとまった額のお小遣いをもらった。5000円。大金だった。何に使おうか、散々迷った挙句、全てを駄菓子に費やした。5000円分の駄菓子を買うのは楽しかった。スーパーの袋をいくつももぶらさげ…

歩き遍路の思い出⑲ ゴミ箱の青年

次の日の朝、「出発する」と言うと、「雨が降ってるから、もう1日泊っていけ」とヒロシさんに言われた。ヒロシさんは朝からビールを飲んでた。黒川さんも「あー、ん、おったらええ」と言う。分かってるのか、分かっていないのか、よく分からない。少し考え…

歩き遍路の思い出⑱ ヒロシさんと黒川さん

お遍路さんが泊まらせてもらえる善根宿や通夜堂は普通誰もいない。でも、中には管理している人がいるところもあった。前回の心霊体験と話は前後するが、まだ高知を歩いていたとき、そんな善根宿でお世話になったことがあった。 心霊体験に苦しめられていたこ…

歩き遍路の思い出⑰ 心霊体験4

前回、前々回の記事で書いた体験以外にも、何回か、心霊体験として話す方が楽な、体験をした。全て高知県の後半あたりを歩いているときの体験だった。 一番不思議だったことがある。 高知から愛媛に入って、少し進んだくらいの場所に、清水大師というお堂が…

歩き遍路の思い出⑰ 心霊体験3

善根宿で心霊体験をした次の日のこと。 その日は山道を歩くことが多かった。夕方も、山の中を歩いていて、町には着けそうになかった。地図を見ると、近くに通夜堂があったので、使わせてもらおうと思った。山の中の夜はめちゃくちゃ寒い。テントで寝るのと、…

歩き遍路の思い出⑰ 心霊体験2

とある善根宿に泊まっていたときのこと。具体的な場所は言えないが、高知県の後半あたりの宿。 宿に入った瞬間、違和感を覚えた。何がどう変なのか、はっきりと分からないが、ちょっとした言動で全てが崩れてしまいそうな怖さが空間に満ちていた。 荷物をお…

歩き遍路の思い出⑰ 心霊体験1

昔お遍路を元にしたホラー映画があった。「死国」とかいう題名だったのではないだろうか。見たことはないのだが、お遍路にはそういったオカルトと結び付けられるようなイメージがあるのかもしれない。お遍路のもとにある真言宗は、儀式が神秘的だ。 私は幽霊…

平日の朝

火曜日の朝、すごく早くに目覚めた。目覚まし時計を見ると、4:30。でもすでに空は明るい。もう夏至る、だ(6月13日現在)。 痛風が再発して、足が痛かったので、ここ最近リングフィットアドベンチャーをやっていなかった。痛みもましになってきたから…

ヌートリア

夕方、ちょっと休憩しようと思って、会社の外に行き加熱式タバコを吸っていた。 家も田舎だが、職場も田舎。会社の前には竹藪があって、その前に大きめの用水路が流れている。 最近、仕事忙しいなーなんて、ぼんやりしていたら、ばしゃんと大きな水の音がし…

眠たい日

痛風が再発したときくらいから、休みの日がやたら眠たくなった。 いつも通り朝起きて、ごはんを食べて、しばらくしてたら、もう眠い。別に薬を飲んでいない。耐えられなくなって、ひと眠りすると、昼になってる。眠ったし、そろそろ動けるだろうと思いきや、…

歩き遍路の思い出⑯ 忘れられない思い出2

山本さんはいろいろ自分の話をしてくれた。 今考えると、1人暮らしで話相手に飢えていたのかもしれない。もちろん当時の私はそんな風には考えていなかった。普通に、面白いなと思って、ふんふんと話を聞いていた。 子どものころから喧嘩が強かったらしく、…

歩き遍路の思い出⑯ 忘れられない思い出1

前回の記事に書いたが、この「歩き遍路の思い出」は当時書いていた日記を元に書いている。18年前のことだから、すっかり忘れていて、日記を読んでようやく、あ、そういえばそうだったっけ、などと思い出すことが、たくさんある。 でも、読み返すまでもなく…

びわの味

日曜日の朝、テレビの前でリングフィットアドベンチャーをやっていたら、電話が鳴った。 次女が我先にと走ってきて、受話器に手を伸ばす。背伸びをしながら受話器を取る様子が、かわいらしい。「もしもし、誰ですか。」だって。 家の電話にかけてくるのは、…

痛風の朝、再び

朝起きたら左足の甲が痛かった。 再び痛風の朝が来たのだ。 あーたーらしーいーあーさがきたー痛風のあーさーだ♪ 前回の痛風発作からそんなに経ってないので今回は、いつ捻挫したんだろう、とか愚かなことを考えなかった。すぐに痛風発作だと分かった。 ここ…

三輪山に登る②

三輪山の神様は白蛇らしい。 登りながら、長女にその話をしたら、「こうやって、裸足で歩いてたら、会えるかも。」なんて、かわいらしいことを言う。間髪入れず、妻が「白蛇見たら、宝くじ買う。」と言った。次女は「白蛇に乗って、空を飛びたい。」らしかっ…

三輪山に登る①

先日、家族で三輪山に登った。 三輪山というのは、奈良県にある有名な山。大神神社のご神体である。だからすごく神聖な山である。 最近暑くなってきたので、去年のように家族で山に登ってリフレッシュしたいなーと妻と話していた。ら、三輪山に登ってみよう…

山もいいじゃないか

小さい頃、海か山かと聞かれれば、迷わず海と答えた。山と答える人の気が知れなかった。山の何がいいのか。山登りなんて疲れるだけだし、暑いだけじゃないか。いっぽう、海は泳げるし、何より開放的な気分になれる。 地元が山だった。一番近くの海まで2時間…

歩き遍路の思い出⑮ おいしい水を求めて2

その日も私は、山の麓あたりの川の水を、飲んでいた。カワセミも見かけたし、美しい川だったから、いけると思った。 石をつたって、川の中ほどに行き、しゃがんで、川の水を両手ですくった。のどが渇いていたので、何度も何度も飲んだ。ガブガブ飲んだ。ああ…

歩き遍路の思い出⑮ おいしい水を求めて1

私がお遍路をしていたのは、25歳のとき。現在42歳だから、もう15年以上前になる。15年以上前のことを、なぜ今書けるのかというと、実は当時日記を書いていたのだ。夜、テントの中で寝袋にくるまって、その日にあった出来事を書いていた。 ボロボロに…

フリーマーケット

70代の母がフリーマーケットで店を出すというので、日曜日、家族みんなで見に行った。娘2人に「どこ行くの?」と訊かれたから「お祭りみたいなとこ」と返事すると、2人とも浴衣に着替え始めた。先日長女の誕生日プレゼントに買ったのだ。着るタイミング…

瞬発力

私には会話の瞬発力がないなーと思う。 そもそも会話が苦手だ。仕事の話ならペラペラしゃべれるが、プライベートな内容になると、途端に慎重になってしまう。 自分からプライベートな話をすることができないので、どうしても受ける側になることが多い。受け…

歩き遍路の思い出⑭ カツオのたたき定食

海岸沿いをひたすら歩き続けて3日目、ようやく室戸岬にある寺に着いた。お札を納めたり、お経を読んだりしていると「そうだ、私はお遍路だったのだ」と思い出した。ここしばらくは冒険野郎の気分だった。 この日は24番から26番まで回ることができた。 …

散髪屋のおやじ

休みの日に、髪の毛を切りに行った。 ここ何年か、行きつけの店がなかったのだが、最近ようやくいい店を見つけたので、迷うことがなくなった。理容と美容が合体したおっさん専門の店。頼めばヒゲも剃ってくれる。 通いはじめたときから切ってもらっていた人…

歩き遍路の思い出⑬ お腹が痛い

海岸沿いの大通りをひたすら歩き続けていた。おおみそかに参拝した薬王寺から、次の24番の寺、最御崎寺まで、かなり長かった。最御崎寺は室戸岬にある。丸2日歩き続けても、着かない。町中に寺が集中してるときは、1日で5~6カ寺まわれることもあった…