エブリリトルシングス
仕事の帰りにタバコを買おうと思って、コンビニに寄ろうと思いながら、車を走らせていたが、ついつい、いつも寄るコンビニを通り過ぎてしまった。
家までの道中には、あともう一軒コンビニがある。
まあ、そこでもいいか、と思って、そのコンビニの近くまで来ると、急になんか寄りたくない、と感じて、めんどくさくなった。
そのまま素通りしてしまう。
結局、家よりも先にあるコンビニまで車を走らせて、タバコを買った。
その後、このなんとなく、寄りたくない、めんどくさい原因は何なんだろうか、と考えていた。その素通りしたコンビニは、今日に限ったわけではなく、いつも何となく寄りたくないのだ。
駐車場が狭くて入りづらい。
駐車場が薄暗い。
品揃えがよくない。
と、こんな感じの理由が考えられた。
が、こんな理由くらい、タバコが本当にほしければ、理由にならない理由だ。
無意識って悪いことではないが、つくづく、無意識レベルの、ささいなエブリリトルシングスで自分は動いているのだなあ、動かされているのだなあと感じる。
よくよく考えれば、タバコも、そこまでほしいものではないのかもしれない。加熱式タバコだし。紙タバコを吸っていたころに比べると、吸う本数も減った。
あってもなくても、どっちでもいいはずのものや、こと。
仕事するときは、徹底的に意識してる。
消費するときは、完全に忘れてる。
いつも明るすぎるのは、しんどいけど、自分らしくいたいから、どんなときでも、豆球くらいの明かりは心に灯しておきたいなあ。