霜
今朝は寒かった。
氷点下2度。
水たまりが凍ってる。道路もところどころ凍ってる。
出勤時、車を走らせてると、田んぼや公園が霜で、雪が降ったように、白かった。
信号待ちをしていると、歩道に、小学校低学年くらいの女の子が一人でただずんでいた。娘と同じ年くらいの子だ。分団を待っているのだろう。
女の子は、生垣の葉についた霜を、手袋をはめた指でさわって、雪のように集めていた。
なんだかさみしくなった。
これから学校に行くんだろうが、もう学校になんか行かず、もっと霜を体験すればいいじゃないか。
霜柱が隠れている真っ白な田んぼを、ザクザク走って、もっと全身で霜を体験すればいいじゃないか。
コロナが管理社会に拍車をかけた気がする。
これから生まれてくる子らは、ますます細かいルールや慣習に縛られていくんだろう。
安全だったり、安心だったり、そりゃそれでいいんでしょうが、自分で道を切り開く喜びがないなら、そこまで生きたいとも思えないのではないか。
まあ、でも今の世の中、早々に自立心なんて芽生えない方がいい。たちまちに非行のレッテルを貼られてしまいそうだから。いろいろと生きるのがしんどくなる。
学校行ってないだけで、おおごとになるもんなあ。